クイズ
灯油とガソリン、〇〇に入るものはどちらでしょう?
入れ物に入れて車に積むと・・
〇〇は木炭を積んでいるようなもの?
〇〇は爆弾を積んでいるようなもの?
答えはこのコーナーの最後にあります
灯油とガソリン、どちらも石油から生成される可燃性液体で似たようなイメージを持たれやすいのですが、扱い方は全く異なります。
灯油もガソリンも危険物第四類に属しますが、その中で危険性等を表す分類上は別の物となります。
ガソリンは第1石油類、灯油は第2石油類
ガソリンはベンゼンやアセトンなどと同様に、着火しやすく激しく燃えて危険性が高いとされる第1石油類に分類されるのに対し、灯油は危険物ではありますが軽油や酢酸などと同様、比較的危険性が低いとされる第2石油類に分類されます。
そもそもガソリンも灯油などの可燃性液体は、液体のままの状態では燃えません。
ガソリンや灯油が蒸発した蒸気が酸素と一定の割合で混合することにより初めて燃えるのです。
問題はこれらの液体が出している蒸気の量です。
この可燃性液体が燃焼するのに必要な蒸気を出す温度を引火点と言います。
引火点が低いほど低温でも蒸発しやすいため、燃焼の危険が高いと言えるのです。
ガソリンは揮発性が高く、引火点がマイナス50度以下であるのに対して、灯油の引火点は約プラス50度です。
この引火点の違いが、両者の危険度の違いと言えます。
つまりガソリンは普段から燃焼するのに必要な蒸気を常に激しく出し続けていますが、灯油は50度以上でなければ燃焼に必要な蒸気を出していません。
つまり同じ可燃性液体でも、ガソリンと灯油の危険度は別物だということがわかります。
このため法律で定められた運搬や保管方法なども全く違います。
灯油はポリタンクを車に積んで買いに行くことも、ポリタンクで家の中に保管することも可能ですが、ガソリンは不可能です。
ガソリンは赤く着色してありますが、灯油は無色透明です。
ただし古くなって酸化した灯油は少し黄ばんできます。
とにかくガソリンには火気を近づけたり、無造作に持ち運んだりしないことです。
車に給油中も常に蒸気が発生していますからセルフスタンドでのくわえタバコなどは厳禁です。
ガソリンの蒸気は空気よりも重いため、給油中に発生している蒸気は下に溜りますので、特に足元の火気に注意しましょう。
灯油は液体の状態では燃焼しませんので、ファンヒーターは霧状にして燃焼させます。
また、芯式のストーブは繊維にしみ込ませることでロウソクの芯から炎が出るような状態にして燃焼させています。
従って灯油をこぼして衣服などにしみ込んだ状態は危険であると言え、こういう時はストーブなどに近づかないようにしましょう。
春に余った灯油を布や新聞紙で吸い取ってゴミ箱に捨てるのも危険ですので、空になるまで使い切っていただくことが推奨されています。
また夏のカンカン照りの車内やサウナ?など、室温が50度以上になるようなケースがありそうでしたら、一応注意したほうが良いかもしれませんね。
極端に言えばですが、例えば両者を車で運んだ場合に例えると、ガソリンは爆弾を積んでいるようなものですが、灯油は木炭や薪を積んでいるようなものと言ったほうが近いでしょう。
灯油は衣服や紙などにしみ込んだ時などは注意が必要な時もありますが、日常においてはガソリンほどの危険性はありませんので、正しく使えば安全であると言えます。
灯油や機器についてのお困りごとは、当社または配送員にご相談ください。
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