燃焼状態が悪い灯油ボイラー
ひょっとして…水が溜まっているかも?
結露と言って、温度差でタンクの内側についた水滴が下に落ちます。
水は灯油よりも重いため、下に溜まったまま蒸発せず、サビや汚れと一緒に徐々に溜まっていきます。
これがやがて給湯器などの機器の故障の原因になるのです。
燃焼効率の悪化、機器の故障、凍結、タンク内部のサビなどの原因となります。
メーカーの説明書には、月に一度の水抜きを勧めてあることが多いです。
雨水が入るなどしない限り、それほど頻繁に行う必要は無いように思いますが、年に1度くらいは行いたいものです。
フィルターの底に水やサビ、ゴミなどがあったら特に要注意です。
また、定期的なフィルター部のお掃除やフィルターの交換をお勧めします。
腐食が酷い場合は水抜きをしたことによって油漏れすることもあります。
そういったケースでは、放っておいても遅かれ早かれ油漏れは生じます。
*漏れたタンクは基本的には使い捨てとなり、新しいものと交換する必要があります。
水抜き剤を入れる方法もあります。
ただし水抜き剤は水を薬で包んで灯油と一緒に燃焼させるので、一時的に燃焼効率が落ちる可能性があります。