灯油缶について詳しくご紹介いたします。
保管方法や処分のしかたについては灯油のお取り扱いについてをご覧ください。
灯油は紫外線(太陽光)などに長くあたると変質してしまいます。
そのため、灯油缶(ポリタンク)は赤や青など、不透明に着色されています。
色が付いているのは紫外線による灯油の劣化・変質を防ぐためです。
白のポリタンクは紫外線透過率が高いため、灯油がすぐに変質してしまうので保管目的でのご使用はおやめください。
灯油缶の素材には高密度ポリエチレンが使われています。
耐久性・耐寒性に優れ、冬場の軒先や玄関先に置いても劣化しにくい素材だからです。
灯油缶の形や大きさは様々ですが、「日本ポリエチレンブロー製品工業会」がJIS規格をパスしたものについては、灯油かん推奨認定ラベルが添付されています。
灯油缶の寿命、いわゆる交換時期は製造されてから約5年です。
どれだけ丈夫な素材を使っても、どうしても劣化は避けることができません。
5年たったらすぐに使えなくなる訳ではありませんが、安全面を考え基本的には5年過ぎたら交換をお勧めします。
灯油缶の場合、製造年は表面に刻印されています。
この画像だと、
17なので2017年となります。
8を指しているので8月となります。
中心の数字が17で矢印の先が8なので、つまりこの灯油缶は2017年8月に製造されたものであるということがわかります。
交換の目安が約5年なので、この灯油缶の交換時期は2022年の8月ということになります。
灯油缶の製造年月を正しく把握し、安全に灯油製品を使用しましょう。
※使えなくなった灯油缶の処分は、各自治体の処分方法に従って行ってください。